【KNOCK OUT】宿命の対決は久井大夢が龍聖を返り討ち、久井はライト級転向を宣言。

お知らせ試合結果

▼メインイベント(第16試合)KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇久井大夢(TEAM TAIMU/王者)
延長R 判定2-0 ※10-9×2、10-10
×龍聖(BRAID/挑戦者)
※久井が初防衛に成功。本戦の判定は29-29×3。

久井はKNOCK OUTアマチュアで3階級制覇を達成後、2022年4月大会でプロデビューしてKO勝ち。12月の王座決定戦で3戦目にしてKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座に就いた。2023年9月には大谷翔司に判定勝ちでKNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いて17歳にして2階級制覇を達成。2024年6月、龍聖とKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座決定戦を争い、17戦無敗だった龍聖に初黒星を付けて三冠を達成した。

11月にロムイーサンに敗れるも12月の「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定トーナメント」で優勝、再び同王座に就いた。他団体やカンボジアのクンクメールでも積極的に試合を行い、2025年2月にはIPCC世界-60kg王座をカンボジアで獲得。しかし、4月のIPCC世界-61kg王座決定戦でチョムラウンに判定負けを喫した。戦績は15勝(5KO)4敗。

龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、アマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー。2021年10月にはKNOCK OUT-BLACKフェザー級初代王座に就いた。RIZIN、巌流島でも勝利し、2023年3月にはラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者ペットセーンセーブと対戦し延長戦でダウンを奪って勝利。6月にはチュームーシーフーにダウンを奪われるも延長戦で逆転勝利、12月にはファク・スアレスをKO。

2024年4月にSBの川上叶に判定勝ちとデビュー以来の無敗記録を更新していたが、6月に久井大夢に判定負け。デビュー以来の無敗記録が「17」で途絶えた。12月にブライアン・ガビオに判定勝ちでISKA世界スーパーフェザー級(K-1ルール)王座を獲得すると、2025年3月のONE日本大会に初参戦し、スリヤンレックに完勝を収めた。戦績は19勝(11KO)1敗。

1R、久井はいつも通り前蹴りで先制攻撃。ローとカーフの蹴り合いから龍聖は左右の前蹴り、久井はジャブ。龍聖が飛び込んでのヒザ、右ストレート。サウスポーの久井に龍聖は右三日月を蹴る。ジャブ、ワンツーから左右のローを蹴る久井。龍聖の右ハイには左ローを返す。ジャブを突く久井は左カーフ、左インカーフを蹴っていく。龍聖もジャブ。

2R、龍聖の左ミドルに右カーフを返す久井。ジャブを突いて前に出る久井。ワンツーを打つと龍聖も右ストレート。ジャブを突く久井に龍聖はヒザを入れては組み付く。ジャブからの左ストレート、左カーフと攻める久井に龍聖はバックハンドブロー。龍聖が組み付いてくるところにはヒザ。インカーフが効いて龍聖は動きが悪くなったか、ヒット数で久井が上回ったか。

3R、龍聖は前蹴りからクリンチ。久井はジャブを突き、左ストレート。龍聖も打ち合いを見せるがヒザから組み付く。このヒザがローブローとなって中断。龍聖は前蹴りを多用してクリンチ。それでも左フックを打って前へ出る。左ストレートで迎え撃つ久井。龍聖はバックハンドブローを繰り出すがクリンチ。龍聖はヒザに持ち込み、足を止めての左右フックの打ち合いとなるも龍聖がクリンチ。バックハンドブローの打ち合いは両者ともかわす。

判定はドローで延長戦へ。ジャブを突く久井に龍聖はヒザ。右ミドル、ジャブからのヒザを多用するがクリンチが多い。ヒザを蹴っては組み付く龍聖。久井はワンツーで前へ出る。久井が左ディ、右フック。龍聖は足を止めて打ち合いに行くが組んでしまう。離れると久井が左フック。

判定はジャッジ1名が0-0だったが、2-0で久井が勝利。またしても僅差で久井が龍聖を返り討ちにした。

久井はマイクを持つと「龍聖選手との再戦でこうやって勝つことが出来て、壁を乗り越えられたと思っています。このベルトも防衛できたので次のステップに行きます。今回でスーパーフェザー級を卒業して次はライト級に行きます。僕はライト級でもチャンピオンになれると思うのでBLACKは大沢選手、REDはゴンナパー選手、僕とやりましょう。次の7月20日の後楽園ホール大会で僕のライト級デビュー戦をオープニングファイトでもいいのでやらせてください」と、ライト級転向を宣言した。

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